2022-01-01から1年間の記事一覧

四十八、動物病院入院3日目。尿道の石をやっつけろ!

主人と話し合い、また、先生と私の電話のやりとりの顛末を聞いて大号泣してしまった息子の気持ちも鑑み、それから自分の気持ちを再度確認して、安楽死はやめることにした。幸か不幸か治療をすることになったソルには、高齢で大変ではあるが、ここはひとまず…

保育園で。もうこうなると解脱しちゃうって話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。 保育士って、国の基準だと1歳児6人に対して最低1人付けば良いんだよね。 でもさ、1歳児ってどんな感じが知ってます?って話。 2歳に近い1歳と、0…

四十七、生かすべきか、安楽死か。答えが出せた。

その夜。・一度しか行ったことがない動物病院に行って、安楽死の処置をしてもらうのか。・かかりつけで切開手術を受けるのか。もし安楽死を選ぶのなら、次に閉塞してからでは間に合わない。明日、連れ帰ってそのまま、処置をお願いしに病院に向かわなくては…

四十六、生かすべきか、はたまた死か、それが問題だ。

こうして、4度目の尿路閉塞でソルは結局入院することになった。どうして尿管が詰まってしまうのかの原因を探ること、どう付き合うのが良いのかを見極めることを目的とした、3日間程度の入院だ。ソルをそのまま病院に預けて帰宅、2日目の夜に先生から電話があ…

保育園で。ミチオくんを見て思い出した過去の出来事。

月曜日。休み明けに登園してきたミチオくんを見た瞬間、その記憶はまるで昨日のことのように私の脳裏によみがえってきた。ミチオくんの前髪は、生え際からわずか1センチにも満たないところで一直線にザクザクと刈られていた。それは、 「わぁ!たくさんチョ…

四十五、4度目の尿路閉塞で入院することになった話。

病院から帰宅してわずか3時間足らず。 3時間前に見た光景とまるで変わらない姿がトイレにあった。…また詰まった。 時刻はまだ夜の9時である。ああ。結局のところ今夜もまた、ろくに眠れない一夜を過ごさなければならないのか。 疲れが全身を襲う。 とは言え…

四十四、帰宅してすぐ。夜の始めに4度目の尿路閉塞。

朝、受診し、夕方には3度目の尿路閉塞を起こしてまた受診した。 幸い、土曜の夕方の割に病院は空いていて、すぐにカテーテルで処置してもらえた。「よく気がつきましたね。そんなに膀胱はパンパンになってなくて、カテーテルもすぐに通りました。」 とのお言…

四十三、3度目の尿路閉塞。病院尽くしの日々。

2度目の尿路閉塞が、かかりつけの病院が休診の時に起きてしまって以来、先生に言われたスパンで真面目に病院に通うようになった。皮下点滴を受けること1週間、土曜日はルナの定期検診日と重なったので、午前の診療開始時間に合わせて、2匹を入れたケージを2…

四十二、かかりつけの病院でも猫の安楽死について聞いてみた。

初めての病院で、鎮痛剤を打って尿道カテーテルの処置をされたソル。 翌日は、早速かかりつけの先生のところへ行き、昨日の病院で渡された血液検査の結果を見せながら、ことの顛末を話した。その間、ソルは昨日とはまるで別猫のようだった。 いつもの獣看護…

保育園で。0才さんたちの保育園のお昼ご飯。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。秋もすっかり深くなり、ほとんどの子が1才になったので、トッターから椅子に移行した子もチラホラ出てきたところだ。 園による違いは大きいと思う…

四十一、猫の安楽死について聞いてみた。

病院に着くと急患の猫がいて、だいぶ待たされることになった。急患と言ってもソルのように深刻な病気ではない。いや、深刻には深刻か。 太り過ぎでおデブなのに、体重を考えることもなく高所から飛び降りて脚を骨折したとのこと。覗いてみれば確かにでっぷり…

四十、尿道カテーテルの処置費用に虚脱感でいっぱいになった話。

10時頃に病院を出て、2時間後の12時頃だった。家で待っていても何も手につかないだろうと、買い物に出た帰り道、病院から、「カテーテルが終わって麻酔も切れてきたのでお迎えに来ても大丈夫です。」と電話が入った。金額をざっくり教えて欲しいと言うと、さ…

三十九、尿路閉塞の話。かかりつけ休診で別の病院へ駆け込んだ。

夜中に時折り様子を見ながら、寝たのか寝てないのかよくわからない夜が明けた。ソルは相変わらず、時々トイレにこもっては苦しそうにいきんでいる。それでも目には力があったし、嘔吐も血尿もなかったため救急には行かずに済んだ。昨夜、目星をつけた近隣の…

三十八、尿路閉塞から数日後。痛恨の判断ミスをした話。

かかりつけの病院は水曜日が休診だ。だから、月曜日か火曜日に来るように言われた私は、火曜日の夕方の診療時間に行こうと考えていた。しかしそれまでの3日間、ソルのオシッコはちゃんと出ており、変わったところも全くなかった。そして夕方というのは主婦に…

三十七、尿路閉塞してからの話。この時はまだ良かった…。

手作りごはんに切り替えてから程ないタイミングで尿路閉塞してしまったため、手作りごはんをあげることがすっかり怖くなってしまった。しかも今、ソルは猫コロナ以来のひどい下痢である。 チョビチョビと、ところかまわずの状態。 なぜそんなことになってし…

三十六、そういうわけで手作りごはん、もとい、尿路閉塞した話。

一体どうして尿管が詰まったんだろう…。「もともと膀胱に結石を持ってるので、それが悪さをしたのかもしれないし、炎症が出来て大きくなってしまったのかもしれないし、バイ菌かもしれないし、今の段階での特定は難しいですね…」と、カテーテルに朝から全力…

三十五、猫に手作りごはんを作らされた話…のはずが事態が変わって来て次なる病の話。

食物繊維の与え過ぎによる便秘…だと完全に思い込んでしまっていた。 しかし、頭の中で何かが引っかかっている。 なんだろう…と、ここでもう一つの事実に気づく。昨夜からオシッコもしていない……のでは?そう。昨夜あんなに、これでもかというくら水分を飲ま…

三十四、猫に手作りごはんを作らされた話。今度はウンチが出なくなった。

こうして、ネコ様たちはバイキング会場で各々が好きな皿でチョコチョコ食いを重ねるようになった。ボチボチの食べっぷりで、数日間は落ち着いていた。ところが。出ないのだ。全然。さっぱり。結構食べているように見受けられるのにも関わらず、ソルが丸2日…

三十三、猫に手作りごはんを作らされるまでの話。気付けばそこはバイキング会場。

「タラは食べたくない」ルナにキッパリ断られ、ハタと気がついた。そうか。ルナはタラを食べたことがなかった。 可愛いルナが食べられないんだったら仕方がない。どうするか。ということで考えて、今度はサケを購入してみた。キレハシの詰め合わせみたいなや…

三十二、猫に手作りごはんを作らされた話。食べ物の好みは猫によって全然違うという話。

胃腸に優しい食材とはなんだろう…と考えて思いついたのが、赤ちゃんたちも離乳食でよくお世話になるタラ。 白身で淡白で柔らかくて。あれなら絶対に喜んで食べるに違いないし、赤ちゃんが愛用するくらいなんだから猫にも優しいに違いない。タラを思いつけた…

三十一、猫に手作りごはんを作らされた話。食材の見極めがムズカシイという話。

好調が続くと必ずズコンと落とし穴にはまる。ソルというオス猫と付き合ったこの1年間はひたすらその繰り返しだった。 今回もそうだった。成り行きで、"手作り"というほどでもないが、ニンジンを刻んだりサツマイモを蒸したり、それなりに良い排便が出来るこ…

三十、猫に手作りごはんを作らされた話。繊維反応性疾患という病気。

刻んだニンジンと鶏肉を食べたソルは、その夜ウンチをしなかった。日に5回は下痢便をするのがソルスタンダードだったため、その日常に慣れ過ぎた私は思わず、お腹痛いの?と聞いたほどだった。が、出ない。つい数ヶ月前までの状態を思えば、他の場所で出しち…

二十九、猫に手作りごはんを作らされた話。え?ネコって野菜食べていいの!?

アレもコレも、何をやってもすぐに飽きるネコ、ソル。もうどうしていいかわからなかった。そんな時、ふと、空っぽになった腸内バイオームの缶が目に入った。原材料名…チキン、ポーク、…ニンジン、チキンスープ…ほうれんそう、かぼちゃ……ピーカンナッツ殻パウ…

二十八、猫に手作りごはんを作らされた話。これまでのこと。

一、そして再び飼いネコ2匹。 - onoesanと猫と保育となんやかんや。↑この記事を皮切りに27回も!つらつらと、老猫ソルくんのゴハンの旅のあれこれを綴った。初めは、ネコのゴハンについて綴るつもりなんてこれっぽっちもなかったのに、気づいたらソルのゴハ…

保育園で。着たい服がカゴに入ってなかったマコちゃんが納得してくれるまでの話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。お着替えのコーナーにマコちゃんが入ってきた。 マコちゃんはお洋服が大好きな2才の女の子だ。 お着替えが嫌いな他の子を尻目に、自分の着替えが…

保育園で。0才さんの4月のお昼寝は、入りはかかるけど上がりは早いという話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。4月。0才さんたちのお昼寝時間。 それは保育士たちにとって大変スリリングで緊張感が漂う時間である。 生まれて初めて、ママという絶対的な存在か…

伴侶動物だから悩む、治療費問題と終止符の打ち方。

ルナは急性腎不全、甲状腺機能亢進症。 ソルは慢性腸症、猫コロナ、度重なる尿道閉塞。他にも持病は抱えているし、今まで色々病気になってきたけれど、上記の病気は病院に行ってなかったら完全に命がOUTだったものだ。病院で、2匹合わせて5度以上も、消える…

傷ものにしてゴメン。誤って猫を出血させてしまった話。

今まで家族からの愛情をその身に一身に受けて過ごして来たルナ。 ここ半年でその生活が音を立てて崩れ去った。 ソルが来るまでは、日に100回は撫でられていたのではないだろうか。 人間は占いで、今年は良い年だの、厄年だから色々起きるだの運勢の好不調を…

猫の背中に出来た粉瘤がスクスク育ちすぎる話。

可愛い愛猫ルナの背中に小さな小さなシコリを見つけたのは2年前だった。 本当に小さい粒のような大きさだったから、最初は毛の塊かも、と期待を込めてそう思った。 気のせいにしたかったけど、月日を経て少しずつ成長していったソレは、半年を過ぎた頃にはも…

青春か。じいさん猫にニキビが出来た。

いつもいつも、やれ吐いた、下痢だ、血尿だ、毛がごっそり抜けた、おしっこが出ないと、何かしら心配の種を撒きちらすことを日々の日課にしている爺さんネコ、ソル。 それがここのところ、ボチボチ順調、と言って良い日々だった。 だから、刺激しないように…