十七、トイレの前でうっとりと佇む。

 帰宅後、早速買ってきたばかりの減量r/dを消化i/dに混ぜて皿に盛る。

 

スコストの真っ最中だった2匹は早くも話し合いに応じ、ガツガツとr/dを食べまくった。

 

1日目は、2匹揃って少し混ぜただけなのにも関わらず、ほんの少し血便が出た。

 

まぁ少し混ぜただけと言っても、実際には相当な執念で選り好みしてr/dだけを食べていたため、この血便については不問とした。

 

そうして、それから3日くらい経つと、「あれ?」と思うくらい目に見えて便が固まり始めた。

 

1週間くらい経った頃だろうか。

 

感激して胸が詰まってしまうような便がソルのトイレに乗っかっていた。

 

臭かったけれど、そんなニオイを物ともせずに見惚れてしまった。胸が詰まる。このコが下痢便をしない日はもはや来ないだろうと諦めていた。(※注:一般のネコで言ったら軟便レベル)

 

写真に撮った。

コレを私と喜んで見てくれる唯一の人、動物病院の先生に見せたかった。(主人とムスコには写真の転送を固辞されてしまった)

 

そんなわけで、まさかの減量用の療法食r/dによって、ソルは我が家に来てから最高の快便状態になったのだった。足がフワフワしてしまうくらい嬉しかった。