onoesanと猫と保育となんやかんや。

おいぼれ猫たちとの日々と、あれやこれや

四十六、生かすべきか、はたまた死か、それが問題だ。

こうして、4度目の尿路閉塞でソルは結局入院することになった。

どうして尿管が詰まってしまうのかの原因を探ること、どう付き合うのが良いのかを見極めることを目的とした、3日間程度の入院だ。

ソルをそのまま病院に預けて帰宅、2日目の夜に先生から電話があった。

調べた結果、尿道の途中に1ミリか2ミリないくらいの小さな石がおり、それが尿管を動いて、時に完全に"栓"になってしまうらしいとのこと。

治療法は2つ。

1つ目は、その石を超音波で破砕すること。
破砕できなかったら、尿管を漂って栓にならないよう、尿管から膀胱の中に押し戻すこと。

※この方法はメスを入れないので負担が少ない。しかし、石はそのままなので、また尿管に戻ってくる可能性も否めない。
戻って来てしまったら、その時は切開して石を取り除くしか方法はない。
大きな手術をする1段階前に、ワンチャン狙いで試してみたらどうかという話だ。

2つ目はそのままストレートに膀胱切開。
もともと膀胱には大きな石が他に2つもあるので、尿管に入り込んで、今、諸悪の根源になっている石を超音波で膀胱に押し戻してから、3つの石を一気に取り除く。
一度で済むが、老体への負担は大きい。

どちらにしますか?
そういう話だった。

しかし私と主人には兼ねてより、次に大きな手術をしないと助からないような病気にかかったら、その時は終わりにしようと話し合っていた。
終わり、というのは安楽死のことだ。
先生に伝えた。

「これで手術して、すっかり元気な健康体になれるなら、たとえ14才でも頑張って、残り数年楽しく過ごせば良いと思います。
でも、慢性腸症で繊維反応性疾患で、薬を何種類も飲み、給餌に配慮をたくさんして、それでかろうじて下痢を止めている状態。
その給餌にしても、嗜好性が極端で、大変な苦労を強いられています。ここで膀胱が治っても、全然健康体ではない上に、軽度の認知症だろうというお話も先日ありましたよね。もう、安楽死も考える頃合いなのではと思っています」

すると先生は、

安楽死って飼い主さんが決めていいものじゃないんですよ!」

少しだけ声を荒げて言った。
間髪入れずに私も答えた。
「先日行った病院では、断らないと言われました。個々の倫理観によるものだと思います。」

「今はまだそんな段階ではないです。この段階で、と言うなら、ウチではちょっとこれ以上診ていくことはできません。」
はっきり言われた。

電話を切ってからもずっと悩む。
ちなみに今回は、30万円は用意しておく必要がある。

私は一体どうしたいのだろう。