保育園で。最近反省していること。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。


1才のユウくんにとって、今、最もホットなジャンルは「くるま」だ。
なかでも「きゅーきゅーしゃ」は最高にアツイ。

きゅーきゅーしゃ」が不動の一位で、バス、トラックが後に続く。

ただし、ユウくんにとって「きゅーきゅーしゃ」は大変幅広い意味を含んだ語彙で、消防車、電車、新幹線はすべて「きゅーきゅーしゃ」のようである。

おそらく散歩中に見かける車は「くるま」「バス」「トラック」に分類、それ以外で実物にめったにお目にかかれないような乗り物を「きゅーきゅーしゃ」と定義している様子である。

本人にきちんと確認していないので間違っているかもしれない。


が。ともかく。

最近の私は、少し「きゅーきゅーしゃ」に頼り過ぎていたことを反省している。


ユウくんが、ある日パッタリと「きゅーきゅーしゃ」のブームを終了させてしまったら、その時は一体どうすればいいのか。


完全に手詰まりとなるだろう。


なぜなら今、オムツを替えたくないと逃げられたら、
きゅーきゅーしゃのオムツを履こう
と誘い、

手を洗わないと仰け反られたら、
きゅーきゅーしゃのタオルで拭こう
と言い、

服を着替えないと泣かれれば、
きゅーきゅーしゃのシャツあるかな〜
となだめ、

まだお部屋に戻りたくないと園庭で動かなくなれば、
きゅーきゅーしゃになって戻ろう
と、ピーポーピーポーと言いながら2人で救急車に変身して戻っている。


今まできちんと向き合わず、安易に、かつ、闇雲に「きゅーきゅーしゃ」を利用し、挙句の果てには、
きゅーきゅーしゃもゴハン食べるって!
などと、
保育者が言うべきではない事実に反することをコソッと耳元で呟いて何とかお昼ご飯を食べてもらったりと、その場しのぎな対応をしてきたツケが、遠からずやってきそうな予感がある。


反省しかない。


次回からは時間がかかろうとも、きちんと食の大切さや手洗いの重要性について伝えることを第一義に対応していきたいと思っている。


ただ。

きゅーきゅーしゃ」のワンフレーズで、史上最高、最強と言っても差し支えないであろう、お目々をキラキラに輝かせた笑顔は、もう少しだけ見ていたいと思っている。