六十、今年もこの老猫は相変わらずだという話。

ここ1週間くらい、猫コロナの時のような下痢が続いているソル。


往年の頃は、8キロ近い体重を誇っていた。


父が可愛がっていたインコのピーちゃんに襲いかかり、病院送りにしたこともある。
(ピーちゃんは入院したが復活し、天寿を全うした。)


何が言いたいかと言うと、かつてはパワーが売り物の巨大なデブのオス猫だったということだ。


それが最近、とうとう体重が4キロを切った。


子猫みたいに華奢になった。


キャラ変した。


そう言えば飼い主もキャラ変した。
(方向性は逆)

とうとう、この日が来たという話。 - onoesanと猫と保育となんやかんや。


ひどい下痢はいつものことだ。


原因の特定がムズカシイ。


単なるおなかの風邪か、フードストライキを再開したので繊維が足りないからか、はたまた新たなオビョーキか…。


オビョーキの新規物件をコンスタントに獲得してくるので大変迷惑である。


おなかの風邪であれば、何もしなくても徐々に治るだろう。

新たなオビョーキの線は、もう少し様子を見てみないことには何とも言えない。

今できることは「繊維の補充」だけであろう。

そう思い、ググる

「繊維反応性疾患 ネコ」とか、
「繊維反応性腸症 ネコ」とか。

「ネコ」と入力しているのに、検索して出てくるのはいつも、

フレンチブルドッグのぐーちゃん」のブログ。

ぐーちゃん、犬だし。

いつ検索してもぐーちゃんの記事が出てくる。

それで次第に、ぐーちゃんの下痢がピタリとおさまったとされている「メタムシル」というサプリメントのことが、頭から離れなくなった。

恐るべし広告戦略。

人間用の繊維サプリで、海外ではフツーにドラッグストアで売っているらしい。

通販で買えるのだけれど、海外の製品だけあって量が多すぎる。

値段も、一番小さいのでも4000円近い。

試したいだけなのに。


それで迷うこと数週間。


先生にも相談した。


ネコの結石防止のサプリがあるなら、ネコの食物繊維のサプリはないのかと。


ないと言われた。


人間用のサプリメントをあげても良いかと聞いたら、やめた方が良いと言われた。


人間用だし、繊維にも色々あるからと。


プロの言うことなので、その時はやめた。


しかし彼のフードジプシーが今後も続くと、体重がさらに減りペロンペロンなネコになってしまう。


更なるキャラ変。

ただの華奢なネコから2D的世界観のネコへ。


実害がなければそれもいいだろう。


トムとジェリー」のトムもよくペロンペロンになっている。


しかし、免疫が下がれば、次なる病に対する彼の呼び込み能力がすさまじく上がる。


だから、ここはもう購入して試すことにした。


メタムシルは高いし量が多いので、さんざん悩んだ挙句、国産で成分も近いサイリウムをチョイス。


購入手続き完了。


ああ。こんなことをしていたら休日が終わってしまった。


でも、あとは到着を待つだけだ。


やれやれ。


で、今朝。


下痢が治りました。


最近気に入ってるらしい、合わせる顔もありません風の熟睡。