ブログサーフィンで夜が更けた話。

昨夜ははてなブログにログインして、読者登録しているブログを改めて読み始めたら、うっかり夢中になって熟読してしまった。

それでも足りず、初めて"探す"ボタンを発見して、そこから検索をしてみたり、"コメント"というところが赤くなっているのを見つけて自分が真っ青になったりと、忙しい夜になってしまった。
(コメントをくださっていた皆様、本当に、大変失礼いたしました。あたたかいお言葉に感謝の気持ちでいっぱいです…とは言え、ここに書いても伝わらないと思うのですが、コメントに返信ボタンとかないし、さらに、そもそも今さら過ぎて、これ誰?と間違いなく思われそう…でも、せめても載せておかせて頂きます。本当にありがとうございました。)

なんか、自分としては普通に使いこなせているつもりだったのですが(はてなスターとか、付けられるようになったし)とんでもなかった。

まぁ確かに、過去記事の貼り方が自分のだけ違うなとか、コメントでやり取りしている人たちは友だち同士なんだろうかとか、色々と引っかかっていることはあった。けれど、深く考えずに半年間経ってしまった。この辺はもう自分なので仕方ないと諦めている。

そういうこともあって、昨夜は他の人の書いたブログを読み漁ったのだった。

それが本当に面白くて、夢中になって読み込んだ結果、私の中に老若男女数十人くらいの新たな人物像が出来上がった。

何色の、どんな服を着ていて、髪の長さや色はどのようであるか、メガネか裸眼かコンタクトか、はたまた老眼鏡か、痩せているのか太っているのか、背は高いのか低いのか、猫背かシャンとしているのか、果ては歩くのは速めか遅めか、というようなところまで、かなり詳細に作りこむことに成功している。

外見までは完璧にイメージが出来ているが、声がまだよくわからないので、そこを詰めていくべく今後は更に熟読していこうと思っております。

ブログにも色々あるけれど、私の好みは私小説に近いジャンルで、その人の日常や過去の記憶の中にキラキラとこぼれ落ちている、わざわざ誰かに話すほどのコトでもないのだけれど、ちょっとだけ伝えたいようなコト、私はこんな風に感じたんだとか、これいいなとか面白いなって思ったコトなど、心に留めておきたいような日々のヨシナシゴトを書きつけるような類のものだ。

同じことが起きても、同じ道を通っても、個々のフィルターを通すことで、その色合いは何百万色にもなる。

そういうヨシナシゴトを普段はヒトにわざわざ言葉で話す機会もないため、案外ブログを読むことで、うまく行くと、そのヒトの身近な誰よりも、そのヒトの核心に近いところに入れるような入り口を提供してもらっている感じもする。ショートカットできる抜け道的な。
ありがとう、ここから失礼します、みたいな。お邪魔します的な感覚になる。

特に長く続けている方の初期のブログなんて、本当に読み応えがあって面白くて、でもホシがひとつも付いていないなんていうのはザラにあった。こんなに面白いのに日の目を見ることもなく、このまま海のような沼のようなブログの底に、どんどん沈殿されていってしまうのかと思うと、もったいなくて涙が出そうだ。誰かにコレ、もっと読んでほしい。とんでもない埋蔵量にクラクラする。

本のレビューのように、そうした幻のブログをジャンルごとに分けて復刻してほしい。

と、そんなことをしていて、気づいたら自分のブログを書くのを忘れてしまった。せっかく連投してたのにな…と、ここで、記事の数を数えてみよう!と思い立って数え始めたら、なんということでしょう、150本って、下に載ってた。便利!数えちゃうところだった…。

ソルがサヨウナラするところまでを日記にしよう、というのがコトの発端だったが、相変わらずハラヘッタ、ヘッタヘッタ、ハラガヘッタ、と日々ウロウロしている。

昨日はうっかりしてしまったが、150本ってキリが良いところまで連投できてなんだか満足感があるし、彼も頑張っていることなので、少なくとも彼が頑張ってる間は、もう少し続けられたらいいな、と気持ちを改めたのだった。

改めまして時間を割いて読んでくださり、本当にありがとうございます。