腰痛を緩和するためには体重を減らすことも大切なのに、ちっともうまくいかない。
私はガマンしようと思っているのに、私の中に1月10日に出現してしまったチビデブおばさんが、食いたい食いたい、食わないと私が消えてしまう…と、焦って何でも飲み込もうとする。
とうとう、この日が来たという話。 - onoesanと猫と保育となんやかんや。
唐揚げが食べたい、とか、アンコが食べたいとか、最も食べるべきではないモノばかり食べたがる。
私にとっては自殺行為だけれど、チビデブおばさんにとっては生存がかかっているため、非常に苦しい戦いとなっている。
ただ、私本体が病気に至れば、チビデブおばさんだって共倒れなのにソコを理解できないようである。
チビデブおばさんは、言ってみれば視床下部の暴走を偶像化した破滅的なキャラで、人の良さそうな外見と人情味のあるイメージによらず、"緩慢なる自殺"にヒトを追い込む悪の枢軸のような敵キャラなのかもしれない。
そしてこの敵キャラは、老猫ソルの中にも存在するのかもしれない、と最近思っている。
提供された食物繊維豊富なフードを食べていればとりあえず安定した状態を保てるのに、家人が食卓に着くとウロウロと床を物色、フード以外のモノが落ちていたらもう何でも食べてしまう。
そして腹をこわす。
コレもまた、緩慢なる自殺行為と言って良いだろう。
ソルの中にはどうやら、妖怪ハラヘッターというキャラが存在している。
深く考えないので、細かいキャラ設定は必要ない。
ただただ、ハラヘッターハラヘッター、フード以外のモノはナイカーとひたすら唱えているだけだ。
しかし、私とソルには、生きたいという生存欲求の前に出てくるコレらの要求を押さえつける理性が足りないのだろうか。
猫には理性がないから仕方がないけれど、オマエはマズイだろう…という考えも一理ある。
しかしソルの敵は、ソルの中の妖怪ハラヘッターだけであるが、私にはもう1人厄介な人物がいる。
実在する敵キャラ、主人である。
私が節制、特にアルコールを節制すると、元気がないようだからと判で押したように''ちょっといいアルコール"を差し入れてくる。
おいしいお酒でも飲んで、というコンセプトのようで、悪意は一切匂わせない。
ちょっといいアルコールを出されて、今、節制中だからなどと断れるような理性があれば、初めからこんな悩みは持っていない。
ここは何とか頑張って、飼い主として飼い猫の手本にならなければいけない、と思っている。