三十七、尿路閉塞してからの話。この時はまだ良かった…。

手作りごはんに切り替えてから程ないタイミングで尿路閉塞してしまったため、手作りごはんをあげることがすっかり怖くなってしまった。

しかも今、ソルは猫コロナ以来のひどい下痢である。
チョビチョビと、ところかまわずの状態。
なぜそんなことになってしまったかと言えばそれはひとえに私のせいだ。

便秘だと思い込み、ソルの胃腸であれば下痢になって当然のものをここ1日の間にさんざん与えてしまったのだから。

けれどこの下痢は原因がわかっているため、いずれ治るだろうと落ち着いていられるのが救いだった。

幸いオシッコも出ている。

それでも尿路閉塞の原因が分からない以上、先生がOKを出してくれていても、やっぱり手作りごはんは怖くてあげられなかった。

手作りごはんを出さないので、食が進まなかった結果、次の診察では体重が大幅に減ってしまった。点滴をして、2、3日後にまた来るように言われた。

2、3日後ということは、今日が土曜だから月曜か火曜日か…またすぐ来なきゃいけないのか…来れば当然、点滴。3000円コース…痛いなぁ。

そうして、お財布が切なくなることが辛いあまり、悔やんでも悔やみきれない痛い失敗をする羽目になったのだった。