2023-01-01から1年間の記事一覧

ゆるんで、たるんで。

私の中でチビデブおばさんが生まれたのは、年が明けて間もない、1月のことだった。 とうとう、この日が来たという話。 - onoesanとなんやかんや。 月日は瞬く間に流れて、とうとう、年の瀬を迎えてしまった。 暑い夏の日々、体重計に乗ることすらサボって怠…

断食で食い意地とサヨウナラ

食い意地が張っていたのは昔からだった。 朝は食欲がないの…と呟きそうな、竹久夢二の描く細身で雰囲気のある女性に憧れていた。 そんな私が、朝ごはんを食べないという取り組みを始めて半月余りが過ぎた。 きっかけはチビデブおばさん。 なんとか痩せて、彼…

普通に自転車通学だったよ。

「どこの高校に入りたいのか、そろそろお子さんと時間を作って話をしてみてください。」 昨日、塾の面談でそう言われたので、早速聞いてみることにした。 「どこの高校に入りたいの?」 「お母さんはオレにどこの高校に入って欲しいの?」 質問し返された。 …

おなかのなかにはなにがある

子育て啓発ダイエット。 "啓発"は自己啓発のことだけれど、"啓発"だけの方が語呂が良いのでそうしている。 この3ジャンルは、本屋さんに行くと、星の数ほどのハウツー本が棚を占拠し、うずたかく平積みされている、と私が信じているBIG3。 共通しているのは…

先生を励ましたかった私。

友だちからもらってきた風邪を息子が律儀に分けてきた。 3日前から2人でダミ声だ。 敵は喉を集中していじめたいタイプらしく、この親子の喉を滅多刺しにしてやれ、と思っている。 とっくに降参しているのに許してくれず、うがい薬で必死の抵抗を試みている。…

20年ごとの走り込み。

「なんだこれは。みんなが私を応援している…」 初めて浴びる謎の歓声に、若干の戸惑いと溢れる喜びを胸に抱えて、11才の私は歯を食いしばって懸命にトラックを走った。 小学5年生の夏休み直前のことである。 市の陸上競技会の800メートル走に出場する選手を…

普通という凶器

今週のお題「最近読んでるもの」 「夫のちんぽが入らない」 という、かなり、かなり手に取りにくい本を読んだ。 作者のこだまさんの別の本をたまたま読み、来歴が気になったので検索したらこの本が出てきた。 5年以上も前に発刊され、漫画化、ドラマ化もされ…

信心深いネコ、我が家で3度目の秋を迎える。

老猫、ソル。 目下、我が家で余生を送っている。 彼が実家の飼い猫になったのは15年前。その頃、実家の祖父はまだ健在だった。 祖父が他界するまでの約1年、同じ屋根の下で共に暮らしていた。 その7年前に話し相手の祖母を亡くしてから、祖父の日常は判で押…

やるせない反抗期

生まれてこの方、好意を持っている相手に、ここまで傍若無人な振る舞いをされた記憶はひとつもない。 好意を持っていない相手からならたくさんある。 小学1年生の時に隣の席に座っていたカワムラくん。彼は私に対して本当に傍若無人だった。 当時、ネガティ…

息子の頭痛を治してもらった話

中学2年生の息子は、夏休みが明けた頃から「頭が痛い」と言って布団から出られない日が増えた。 様子を見ていると、症状を訴えるのは主に月曜日の朝。もしくは前日の夜、遅く寝た日。土日に訴えたことは一度もない。 気候は関係ない様子のため気象病ではなさ…

2人は小説を書いている

私には、小さな頃に一緒に暮らしていた甥っ子と姪っ子がいる。 もはや社会人。あの小さかった2人がよくもまぁ育ったものだと感慨深い。 人として最も激変するであろう学生時代、コロナ禍だったため遠方で学生生活を送る彼らにはほとんど会えなかった。 だか…

13点て。

これも少し前のことになるのだけれど、色々あがいているのに全然痩せない日々が続いていた。 明らかに痩せにくくなっている。これから馬肥ゆる秋まっさかりだというのにどうしたものだろう。 この悩みを持つ人は私だけではない。 雑記ブログを書かれている方…

久しぶりにセンパイにしごかれた。

ちっとも痩せなくて、歩いたりストレッチしたりする日々が続いていた。当然、王道のスクワットもやっている。…10回くらい。 Juniper(id:JuniperBerry)さんは、頑張る時はスクワット70回、とブログに書かれていた。さすが目下、営業マンとの負けられない戦…

ブリッジ出来ますか?

酷暑の夏。エアコンの効いた室内で漫画ばかり読み呆けていた私に、チビデブおばさんがお灸を据えにやって来た。onoesan.hatenablog.com 身の危険を感じて、それ以来、とりあえず毎日10000万歩以上は必ず歩いている。 読書(漫画)三昧だった生活を考えたら痩…

サイレント・チビデブおばさん。

しばらく書くことをサボっていたから、あの日から既に半月以上が経っている。 酷暑には絶対いなくなると思って放っておいた。 今年の正月明けに突然現れた、私の中の私。ちびデブおばさん。onoesan.hatenablog.com 梅雨が明けても体内にしぶとく居座り、のさ…

本日お手紙風です。

朝夕はようやく人心地つけるような気温となってまいりましたが、皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。 さて、8月の終わり頃からしばらく更新をせず、また皆さまのブログを拝読することもなく過ごしており、ひさしぶりに先日更新しましたところ…

デキるメス猫

リビングのドアは、ほんの少しの隙間があれば、前脚を引っ掛けて内側から開けたり、押して外から入ってこれたりと自在に開け閉めができる。 そのくせ、2階のドアは仕様が逆というだけで、スキマがあっても自分で出入りできず、ドアの前で固まっている。 ジャ…

オス猫はこのニオイを本当はどう思っているのか。

ヨレヨレの体にたくさんの病気を抱えながら、秋に向かってますます食欲旺盛な老猫、ソル。箱入りジイサン。15才。 何事もなかったかのようにシレッと生活しているが、余命宣告された日から2ヶ月以上が過ぎている。 時にしおしおと、時にガツガツと。明日は明…

たかが呼び方、なのだけれど。

ブログを始めて家族のこともボチボチ書くようになってからというもの、書きながら違和感を感じている言葉がある。 ズバリ"主人"だ。 他の方の記事を読んでいる時は、内容に意識が向いているため、どの方がどのような呼称を使っているかまでは思い出せない。 …

夏休み最後の日

夏休み最後の日、家の中は朝から静まり返っていた。 緊迫感が、台所で朝食を作る私のところにも伝わってくる。 息子がようやく夏休みの宿題にとりかかったようだ。 明日、持っていかなければならない喫緊の課題は3つ。 理科の自由研究。家庭科の調理レポート…

あー、これは、うまかとです。

少し前に、アレルギーでキュウリが食べられなくなった。 そんな私に、冷やし中華が大好物の息子が、情け容赦なく冷やし中華をリクエストしてくる。 それでやむを得ず、自分だけキュウリの乗っかっていない冷やし中華を何度か食べたけれど、これはもう言って…

登山じゃん。

いつもの夏は、家の中にいるのが自分と猫だけなら、扇風機を頼みの綱に汗をダラダラとかきながらゴロゴロしている。 それが今年は、猫の病気が本格的になってきた上に、猫の苦手な高湿度だから、否応なしに24時間当たり前にエアコンをつけっぱなしにしている…

老猫、粘る。

おそらくあと数日、1番頑張れても余命1ヶ月でしょうという診察を受けたあの日から、今日で1ヶ月と10日あまり。 相変わらず、ヨダレを垂らして気持ちよさそうに寝ているか 網戸にとまった虫の観察か 猫缶が欲しいと頼んでいるか おかげさまで小康状態を保って…

老眼鏡を買いに行く

起き抜け、夜、それに薄暗いところ。 スマホや本が見にくくなってから数年は経っただろうか。 本日、とうとう老眼鏡を購入した。 購入に踏み切るまでには、 老眼鏡をかける自分のことが受け入れられない とか、 買うのに検査が必要だし、レンズやらフレーム…

ひさしぶりに睡魔と戦う。

台風と老猫のことが気になって直前まで迷ったけれど、父と母だって年を考えればいつ何があるかわからない。 「お盆の帰省は見合わせる」と電話した時の母の声が寂しそうだったのが引っかかり、やはり行くことにしたのだった。 前の日の夜中、老猫は、引き止…

息子の賢い友達の話。

中学2年生の息子の友達に、とても賢い子がいる。 勉強も運動もズバ抜けて優秀、ご両親ともに素晴らしい経歴を持つエリート、腹の立つことにイケメンで背が高くもある。 昨日はサッカーの練習が遅くなったので、息子と、その子を含む息子の同級生3人を車に乗…

覚醒時間はオス猫の世話をしている。

昼間、中途半端にまとまった居眠りをしてしまうと、目が覚めてからしばらくの間は廃人のようになってしまい、人間に戻るのに時間がかかる。 若い頃からもともと「眠りたい」欲が人よりかなり強い。生まれついてのナマケモノだ。 しかし最近は、あらゆる欲求…

ほんの時々、主人と散歩をする。

尿酸値が高くなってしまった主人は、以前のようには走り込めなくなった。 それで最近、散歩に誘うとまれにOKの返事が来るようになった。 だから、ほんの時々、主人と散歩をする。 出発して、最初の10分間くらいは並んで歩く。 その間、私はひたすら喋り続け…

作戦を追加して夏を乗り切ります。

秋風を感じるその日まで、今年はブレることなく夏を愛でよう。onoesan.hatenablog.com6月にそう決めて以来、今もなお、夏に対して奇跡的に好感を保てている。 良い作戦を思い出せて良かった。 ただ、台風の接近に伴うここ数日の猛烈な湿度には、かなり気持ち…

線香花火で幕を閉じた。

今住んでいる家に引っ越してきたのは、息子が3才の時だ。 以来、夏が来ると毎年、近所に住むテッちゃんのパパが、花火をやろうと広いご自宅の庭に誘ってくれるようになった。 誘っていただいた近所に住む3家族は、大量の花火、缶ビールや乾き物などを買い込…