2022-01-01から1年間の記事一覧

年末のスーパーで祖父を思い出した。

大晦日は買い物ナシで済ませようと、昨日までにひととおりの買い物は済ませておいた。が、案の定の買い忘れ。大晦日、しかも数年ぶりのスキヤキ…。めったにしないスキヤキだけに、春菊と椎茸を入れないと、ムスコに間違ったスキヤキのイメージが焼きついてし…

あんなに虫が好きだったのにね、という話。

年末も年末、今日になって、とうとう重い腰を上げて外回りの掃除をした。あまりにも放置していたので、庭の雑草は、チンゲンサイか小松菜か、というくらいに青々と伸びホーダイ。 すべて食べられたらよかったのに、と思いつつ、どんどんむしった。 「少しは…

保育園で。突然の引っ越し話は断らせて欲しいという話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。 いずれ、いや、いずれではなく明確に。 サヨウナラの日は、毎日毎日少しずつ近づいている。 みんな、保育園にいつまでも通ってはくれない。 必ず…

五十八、まさかの年越しが目前に迫った老猫の話。

今年のソルの病歴、治療歴はザッと以下のとおりだ。慢性腸症 繊維反応性疾患 胃腸炎 膀胱炎 膀胱結石 腎臓結石 結膜炎 ニキビ ハゲ 猫コロナ 尿路閉塞5回と膀胱切開 角膜穿孔寸前の潰瘍 認知症実際、何度、もうダメかなと思ったことか。 何度、真剣に安楽死…

保育園で。行き先はいつもの所でした、という話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。朝、保育園の最寄駅で、遠目にカズくんとカズくんのママが見えた。カズくんは隣のクラスの、もうすぐ2才半になる男の子だ。朝からウキウキと、と…

保育園で。男前なリョウくんの話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。リョウくんは0才で入園した男の子だが、既にその頃から心に高倉健を宿しているようなお子さまだった。一言で言ったら「男前」。外見も切長の目に…

保育園で。土曜保育は彼女がいないとまわらないという話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。保育園では、親御さんがお仕事の場合には、平日だけではなく土曜日も保育を提供している。土曜保育が必要なご家庭は、医療や飲食に携わる保護者が…

保育園で。リクトくんは手を洗いたくないという話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。 もうすぐ2才半のリクトくんは、最近、手を洗うことを「とてもめんどくさい」と思っている。多分ご家庭では、トイレ後にも食事前にも「チャッ」と…

保育園で。ゴミ収集車が待ち遠しくなった話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。勤めている保育園の近くに広い公園がある。公園の外回りをグルリと囲む公道には、4ヶ所のゴミ集積所があり、決められた曜日の決められた時間にな…

保育園で。何が起きても保育士の責任なのは辛いよね、という話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。 保育園。 そこはハプニングが継続的に起きる場所である。お子さまは日々、成長のために必要な、あらゆる想定外の行動を繰り返す。その、自分を作…

保育園で。褒める順序を間違えると現場が混乱するという話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。 「赤ちゃん」は卒業したものの、戦力としてはまだまだ当てにならない時代の皆さまが、最もお手伝いをしたがるものである。 おっ、ウチの子どもも…

猫に軍配があがること。

ベットの早慶、トップに君臨して絶対的地位を確立している犬と猫。 どちらも魅力が満載だが、猫には決して犬にはマネできない抗い難い魅力がある。 実際に飼ってみて、初めて知った。 抱き心地だ。「百万回生きた猫」を著した佐野洋子さんも著書で書いていた…

保育園で。みんながみんな、簡単に眠れるわけではないという話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。勤めている保育園では、昼食後から3時までが午睡の時間と決まっている。1才くらいまでのお子さまたちは保育士が寝かしつけるが、それ以降は1人で…

保育園で。頑張ることに決めたすずねちゃんがとてもキレイだった話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。 保育園で働き出してから今まで、さまざまなお子さまとの出会いがあった。どの子にも、かけがえのない思い出がある。 すずねちゃんは0才で入園し…

保育園で。ママ以外の識別はムズカシイという話。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。 歩いてお散歩に行けるような月齢になるとグッと減るが、バギーでお散歩を楽しむくらいの月齢のお子さまたちがよくする間違いがある。いまだかつ…

五十七、そして再び開眼。安定の底力を見せつけた老猫ソル。

右眼に出来てしまった潰瘍が悪化してしまった老猫ソル。五十六、老猫に点眼三昧の日々。 - onoesanと猫と保育となんやかんや。このままだと角膜穿孔と言って、角膜に穴が開いてしまう病気となってしまうと言われた。そのため日夜、点眼に励む日々だったが、…

五十六、老猫に点眼三昧の日々。

五十五、再びエリザベスカラーの老猫 - onoesanと猫と保育となんやかんや。結石による尿路閉塞のため、膀胱切開の手術をした老猫ソル。退院して薬漬けの日々を乗り越えて、なんとかエリザベスカラーを外すことに成功した……………その数日後に、目に潰瘍が出来て…

保育園で。最近反省していること。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。 1才のユウくんにとって、今、最もホットなジャンルは「くるま」だ。 なかでも「きゅーきゅーしゃ」は最高にアツイ。「きゅーきゅーしゃ」が不動…

保育園で。働き始めて1年目に受けた洗礼

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。保育園で働き始める前は、主に大人の男性に囲まれて働いてきた。 そんな私にとって、そこはまるで異世界のようだった。 かれこれ結構な年数が経過…

恐怖のキクラゲ

好き嫌いがまるでなく、食べ物と定義されているモノであれば何だって、ありがたく口に入れてしまう日々を半世紀送ってきた。 が、ここ5年くらい、年に数回、死んじゃうんじゃないかと思うほどの腹痛に襲われるようになった。 決まって食後。 食べ終わる少し…

保育園で。ショウイチくんはとても大事なことを学んだ。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。ショウイチくんは、あと数ヶ月で3才になる2才の男の子だ。それは賢く、優しく、2才にして聡明さを絵に描いたようなお子さまである。 話していると…

保育園で。保育園にいるのは大体つまめるタイプの女だという話。

私はつまめる。長年、私は自分のことを 「つまめるタイプの女」だなと思っており、主人と結婚して初めて「つまめない男」が存在するんだということを知った。小さな頃からはっきりと、つまめる女とつまめない女は存在していたが、つまめない男なんて子どもの…

五十五、再びエリザベスカラーの老猫

五十四、抜糸が済んで活気を取り戻した高齢ネコの話。 - onoesanと猫と保育となんやかんや。先日、無事に抜糸を終えて、懸案事項だったエリザベスカラーを外したのに、わずか1週間もしないうちに再び付けなければいけなくなった。—なんてこった。右目がちょ…

五十四、抜糸が済んで活気を取り戻した高齢ネコの話。

抜糸までの1週間は、ソルも私もそれは大変だった。その原因の9割は「エリザベスカラー」だ。下痢便の子とエリザベスカラーの相性は、煎った銀杏に熱燗ではなくワインを合わせようとするくらい最悪だ。しかし舐めて欲しくないような患部がある犬猫にとって、…

保育園で。保育士だってイヤイヤ期には苦労する。

※これはあくまで私の体験談をベースとした話です。保育方法をはじめとする諸々は保育園によって千差万別です。巷ではよく、保育士の神技とか、さすがプロは違う、などと言われたりしているが、保育士だってイヤイヤ期に関わる時は大変なのである。特にご家庭…

五十三、(猫の)退院後の療養生活が、専属看護師(私)と共にスタートした。

この1年間、奴隷、コック、メイド、掃除婦などなど様々なステータスを踏んできたが、今回は看護師だ。看護師は前にもやったことがあるが、今回のミッションは、退院後の高齢のおじいさん(猫)の全面ケアである。 退院後、と付く所が新しい。帰宅してソルが…

五十二、老猫が退院して帰宅した。

「よせば良いと思ってたのに、手術しちゃったんだねえ…」電話口で母は嘆いた。ほんと、そのとおり。総計30万超えで苦労を買ってしまった。でもね。 いつも診てくれてる優しい先生に、 「飼い主さんが安楽死を決めていいわけじゃないんですよ!」 とか、けっ…

五十一、退院して万々歳というわけには全くいかない14才オス猫の話。

動物病院から電話があり、夕方迎えに行くことになった。 ソルを迎えてから一年。思えばこんなに通い詰めた病院はここが初めてだ。待合室で待つこと30分。ケージに入ったソルが出てきた。 運んできてくれた看護師さんはケージ以外にも何やら色々入った袋を下…

五十、膀胱切開の手術で石を3個取り除いた老猫の話。

手術が無事に終わったと病院から連絡が来た。 カテーテルを外して自力で排尿できれば退院とのことだった。私はまたしても、今それ聞く?という雰囲気に怯むことなく、合計金額を聞いた。 24万3000円とのことだった。 想定していたはずなのに血の気が引いた。…

四十九、老猫の退院前なのに心配するどころか文句が止まらなくなってしまった飼い主(私)

休診日にも関わらず、病院から電話があった。「実は良くないお知らせがありまして…」言われなくても、タイミングからして絶対に良くないお知らせである。 というか、内容は聞かなくてもわかった。「昨日、無事に膀胱に押し戻せた小さな石が、また尿管に落っ…