老猫、粘る。

おそらくあと数日、1番頑張れても余命1ヶ月でしょうという診察を受けたあの日から、今日で1ヶ月と10日あまり。


相変わらず、ヨダレを垂らして気持ちよさそうに寝ているか


網戸にとまった虫の観察か


猫缶が欲しいと頼んでいるか


おかげさまで小康状態を保っている老猫、ソル。


ここに来て、慢性腸症繊維反応性疾患に対する対策として与えてきた下痢を抑えるための高繊維食が、胃腸への負担にもなり始め、諸刃の剣のようになりつつあり、ゴハンの内容とタイミング、コントロールがますます難しくなってきた。


当の本人は、急性膵炎膀胱結石肥大型心筋症まで抱えているのに、暑い中、平常心で過ごしている。なんか、すごい。


先生には、利尿剤以外の薬はもう全てやめて良いし、下痢になろうが何を食べさせても良いと言われていたけれど、復調の兆しが見えてからは薬もゴハンも生きることを前提にやってきた。


今はとにかく、目指せ秋!だ。


エアコンのついたリビングだけじゃなく、好きな場所で寝転がれる生活。


窓を全部開け放てる気温まで、あともう少し。


ここまで来たらもう少しだけ、粘っちゃえ!