よく○○選!と冠したお役立ち情報がポチれポチれボタンと共に載っていますが、まったく誰の役にも立たない3選をムダに列挙させて頂きたいと思います。
春の敵キャラ3選
〜猫を飼っている(古い)戸建てに住む主婦編〜
どんな時に春の兆しを感じるかは、人それぞれの感性や属する環境で様々だ。
ポカポカのリビング、公園の木々、地中から出てくる虫、春風に、花の開花…
春の到来を気づかせてくれるステキなモノは枚挙にいとまがない。
そうしたものの出現に、寒さがゆるみ、暖かくなってきた嬉しさを感じることができる。
けれども。
ヤダヤダ辛気臭い、と思いつつも、ネガティブな気持ちがやってくることは否めない最近なのである。
もしも私が花粉症ならば、春の敵キャラ4選!となるが、幸い3選である。
花粉症の皆さんを心からお気の毒に思っている。
私にとって真っ先に挙がる春の敵キャラは、ものすごく地味だけれど"ホコリ"。
冬の間、一体どこに潜んでいたのだというくらい家の中に溢れ出る。
春は家中が汚くなる、そして何とかしないと、と思っているうちに梅雨が来る。
冬の間あまり開けなかった窓から、風がホコリを運んできて、もといたホコリもいそいそと顔を出し、
「オタク、結構汚いっすね!」
とダメ出しされる。
ルンバもブラーバも頑張ってくれているが、頑張るほどに彼ら本体が汚れ、汚れても自分ではお風呂に入ってくれない。
ましてや今年の春からは真っ黒な車までやってきてしまった。
納車日に色々葛藤したという話。 - onoesanと猫と保育となんやかんや。
ホコリが目立ち始めるとゲンナリとする。
お花見の気分からは程遠くなってしまう。
続いては、"飼い猫の抜け毛"。
春は2匹の抜け毛で、テニスボール級の猫玉が毎日3個は作れる。
エンドレスに舞い続けるフワフワの猫毛。
しかしコレらは元を正せば、愛してやまない老いぼれ猫2匹である。
この抜け毛は2匹の分身…と思えば、それは2匹が生きている証拠である。
こんなに迷惑をかけられていても、そこまで憎むべきものと思わずに済んではいる。
でも本当にすごいですね、猫の抜け毛。
犬は一体どうなんでしょうか…。
そうして私の心を最後にガツンと落とすのが、家の外回り。
ホコリだらけでもうイヤ!と脱出を試みて、玄関を開ける。
開けると、スクスクと新芽を伸ばす害虫だらけのモクセイヒイラギが列をなしている。
庭も日に日に雑草に覆われていく。
着々と枝を伸ばす、60本以上はある低木に中木に高木。
むしらねば。そして切らねば。
ヒトに頼めばいいじゃん、という考え方もある。
最近では、お掃除本舗とかダスキンとか暮らしのマーケットとか、シルバー人材とか、良心的なサービスもたくさんある。
でも一度それらに頼ったら最後、自分ではやらなくなる。
やらなくなる、と言うか、プロの手が入ってすっかり美しくなったら自分でやる勇気がなくなるかもしれない。
そうなったらもうサブスク同然だ。
サブスクは安易に増やしてはいけない、と思っている。
私の憧れである、お隣の高野さんのように、春になったからクロッカスの球根を植えましょう!とは、多分一生思わない。
いや。クロッカスなら可能性はゼロではない。
バラはゼロだ。
無理な理想は追わず、家の中においては清潔さを、外においては最低限の礼儀を、なんとか維持していけたら、と思っている。